Xcode プロジェクトのコピーによる iOSアプリの複製

プロジェクト名を変更したり、バックアップを作っておくためにプロジェクトの複製を作る必要が出た場合は以下のように対処する。

コピー元の名前を”Old”、コピー先の名前を”New”とする。

Finder で、ディレクトリのコピー、リネーム

Finder で、Old をコピーして名前をNewにリネームする。

図1. Finder で “Old” を コピーして新しくディレクトリを作成し、名前を “New” に変更。

Xcode で、PROJECTの名前を変更

図1で、New の下にある、Old.xcodeproj (もしくは、Old.xcworkspace) をクリックして Xcode を立ち上げ、図2左側の赤枠部分をクリックし、図2右側の赤枠部分の “Old” を “New” に変更する。

図2. 左側の赤枠で示されているPROJECT の下にある “Old” をクリックし、右側の赤枠で示されている Identity and Type の下の Name: “Old” の “Old” を “New” に変更。 

“New” に変更すると図3のようなダイアログが立ち上がるので、”Rename” を選択する。

図3. ダイアログが立ち上がってくるので、”Rename” をクリック。

次に、図4にあるように左端のディレクトリ”Old” を選択して、右端の “Old” を “New” に変更する。

図4. 左側赤枠で示されているOldディレクトリを選択して、右側赤枠で示されている名前を New に変更。

Xcode で、info.plist の変更

図5のように、”General” の中で、”Choose info.plist Files…” をクリックし、図6のように、”New” の下にある info.plist を選択して、”Choose” をクリックする。

図5. 上赤枠にある “General” を選択し、中央赤枠にある “Choose info.plist File…” をクリック。
図6. “New” の下にある info.plist を選択し、”Choose” をクリック。

Build Settings の変更

iOS アプリで OpenCV を使う場合は、C++ の OpenCV を Objective C++ でラップして使うことになるので、bridging heade を New にする。Build Settings を選択し、図7のように検索窓から “Swift Compiler” を検索し、Objective-C Bridging Header の欄に残っている Old を New に変更する。

図7. Swift Compiler – General の変更。

検索窓から、”Framework Search Paths” を検索し、Old を New に変更する。 ここが変更されていないと、OpenCV のライブラリをインポートしている部分 (#import <opencv2/opencv.hpp> ) で、’opencv2/opencv.hpp’ file not found エラーが出る。

図8. Framework Search Paths の  Old を New に変更。

Cocoapods の修正

ターミナルでプロジェクトのあるディレクトリに移動し、Podfile をエディターで編集して ‘Old’ の部分を ‘New’ に変更する。

target 'New' do
  pod'Charts','~>3.0'

  use_frameworks!

end

この後、インストールし直す。

$ pod install

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